ホンダの2014年度入社式は4月1日、三重県の鈴鹿製作所で行われ、昨年度を約60人上回る715人の新入社員が企業人としての一歩を踏み出した。
式の席上、伊東孝紳社長は「ホンダは現在、『真のグローバル化』をめざしている。それは世界中の各地域でどれだけ地域の人々に喜びを提供し、根付いた活動ができるかということ」と指摘。同社は欧米などで日本企業としては先んじた活動を展開してきたものの「まだまだ製品やサービスが行き届いていないところもある。地域に根ざした喜びのサイクルを回すのが最大のテーマ」として、世界での一段の市場開拓を訴えた。
また、同社はパーソナルモビリティの生産会社であり「お客さまの命を預かる会社」とし、「私たちの仕事の一つひとつが安全に直結していることを忘れずに責任感・使命感をもって仕事にあたってほしい」と注文した。