経済産業省は、燃料電池自動車の2015年の本格的な普及に向けた準備の一環として、圧縮水素運送自動車用容器の技術基準を改正した。
現在、圧縮水素を運送するための自動車(トレーラー)のための圧縮水素運送自動車用容器については、最高充填圧力が35MPaまでに規制されている。自動車で一度に圧縮水素を輸送する量を増やしたいというニーズから、最高充填圧力引き上げるための技術基準の整備が求められていた。
今回、45MPa圧縮水素運送自動車用容器への対応のため、高圧ガス保安法に基づく容器保安規則と、容器保安規則に基づき表示などの細目、容器再検査の方法を定める告示を改正した。
今回の改正により、圧縮水素を運送するためのトレーラーのための圧縮水素運送自動車用容器により、一度に圧縮水素を輸送する量を増やすことができようになる。燃料電池自動車や水素スタンドの実用性、利便性が高まるとしている。