能勢電鉄は4月13日から、同社線の沿線で「日本一の里山」ともいわれる川西市黒川地区などの里山風景をイメージしたラッピング電車「里山便(さとやまびん)」を運行する。同社が3月28日発表した。運行開始日には川西能勢口駅でお披露目イベントも開催する。
「里山便」としてラッピングを施すのは、1700系電車の1758号編成(4両)。「里山における四季の歳時記が輪廻のようにいつまでも末永くつづくことをイメージ」したデザインで、イラストレーター・キャラクターデザイナーの川崎宏恵さんが制作、宝塚大学造形芸術学部が監修。全4両の前面・側面に春夏秋冬の里山のイラストをラッピングする。昼と夜の里山が描かれており、昼は「新しい発見」や「自然の温り、力強さ」、夜は「情緒的な雰囲気」や「都会にはない夜の静けさ」をイメージしたという。
お披露目イベントは4月13日の10時55分から15時まで、川西能勢口駅の4・5号線ホームで開催。10時55分から11時20分までは「里山便」の入駅式や感謝状の贈呈、記念撮影会などのセレモニー、11時20分からは運行記念品の配布や先頭車両の一般記念撮影会などが行われる。