商船三井、フィリピン新人船員教育訓練3期生が卒業

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商船三井、「職員候補生プログラム」 3期生卒業式典を挙行
  • 商船三井、「職員候補生プログラム」 3期生卒業式典を挙行
  • 商船三井、「職員候補生プログラム」 3期生卒業式典でスピーチする根本正昭常務執行役員

商船三井は、フィリピンでの新人船員教育訓練「職員候補生プログラム」3期生の卒業式典を実施したと発表した。

同社は、船舶運航における高い安全水準を支える船員の育成を目的に「職員候補生プログラム」を導入しており、フィリピン国内の提携商船大学から選抜した3年時の学生を対象に、同社の訓練施設Magsaysay Institute of Shipping(MIS)で教育・訓練を実施している。

今回、第3期生となる126人がMISにおける座学課程を修了し、卒業式が執り行われた。

卒業生は、居室増設訓練船(15隻)や、運航船を利用した12カ月にわたる乗船訓練を経て、同社の船員として採用される予定。

式典では同社の根本正昭常務執行役員が卒業生へ「海運企業として安全運航は最重要課題で、顧客の信頼を勝ち得るためのコアコンピタンスである。これは如何なる状況においても常に最優先される。今後、世界最高水準の安全運航を達成する最前線にいることを常に心に留め、MIS在学中に達成したこと、失敗から学んだことを糧に、将来遭遇するであろう数ある困難を克服し、自身と船の安全を維持していただきたい」とメッセージを伝えた。

同プログラムは、フィリピン政府の推進するAcademe-Industry Linkage Programの下、大学教育相当として認可されたもの。選抜された学生は、大学教育の後半2年間を同社教育施設と運航船舶で受ける。

《レスポンス編集部》

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