GMの欧州部門、オペル/ボクスホールは3月18日、新型『ヴィヴァーロ』(VIVARO)を発表した。
ヴィヴァーロは、オペルの主力商用車。初代モデルは、2001年に登場した。フランスの自動車大手、ルノーの『トラフィック』とは、基本構造を共有する兄弟車。トラフィックには、日産版の『プリマスター』も存在する。
新型ヴィヴァーロは、優れたデザインとクラス最高のエンジンを掲げて誕生。オペルがここ数年、得意としてきた彫刻風デザインを、初めて商用車カテゴリーにも導入した。
エンジンは、ルノーが新開発した1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「CDTI」を搭載。シングルターボとツインターボが設定される。ツインターボ版では、欧州複合モードで16.6km/リットルの優秀な燃費をもたらす。
ヴィヴァーロは欧州市場において、年間およそ5万台レベルを販売。これは、欧州全体の中型バンクラスで、10%以上のシェアにあたる。オペルは新型の今夏発売を予定しており、欧州中型バンカテゴリーで攻勢に出る方針。