【日産 ティアナ 新型発売】乗り心地が良く、ストレスを感じない快適な走りをイメージ

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日産・ティアナ
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日産『ティアナ』の購入ユーザーは、既納先が中心になるという。

同社マーケティング本部マーケティングダイレクターオフィスの大屋俊一郎さんによると、「初代や2代目ティアナからの乗り換えは当然ながら、『セドリック』、『グロリア』、『ローレル』、『セフィーロ』ユーザーからも購入してもらうことが多く、大体既納先(現日産ユーザー)が8割くらい。残り2割が未納先になるだろう」と予測。そのうち、上級モデルからのダウンサイザーは65%から70%程だとする。

「フォーカスターゲットは50代ではあるが、実際には60代くらい。その方たちに再度ティアナを購入してもらうために、必要なポイントは最低限押さえたうえで、変化したイメージを持たせる意味もあり、『アルティマ』の走りの要素を新たに加えた」と話す。

ティアナにとっての必要なポイントは何か。それは、「快適性、乗り心地」だと大屋さん。この2項目はユーザーの声を聞いても上位に出てくることからティアナのアピールポイントでもある。

ティアナを購入する際、価格差はあるが同セグメント内ということで『スカイライン』と比較をするユーザーもいるという。特に新型ティアナは、これまでの快適性に、走りの愉しさを加えたことを考えると、スカイラインとの棲み分けはどうなるのか。大屋さんは、「確かに、ハンドリング面ではスカイラインがあり、どのように、ティアナとスカイラインの差をユーザーに伝えるかは考えた」と話す。そこで、「スカイラインは走ってドライバーがワクワクするようなドライビングを体験できるのに対し、ティアナは、走る快適性という表現をした」と説明。

大屋さんは、「スカイラインほどぐいぐいと走るイメージではなく、乗り心地が良く、ストレスを感じない快適な走りが出来るという伝え方で差別化を図りたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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