韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は、2月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は37万8844台。前年同月比は3.4%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
海外では2月、32万7464台を販売。前年同月比は2.7%増と、2か月ぶりのプラス。その内訳は、海外生産分が2.4%増の23万0534台と、引き続き好調。輸出分は9万6930台で、前年同月比は3.3%増と、4か月ぶりに前年実績を超えた。
海外では、米国での新車販売が、寒波の影響を受けて後退。2月は4万9003台にとどまり、前年同月比は6.3%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
小型車の『エラントラ』が、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペを含めて、1万6393台を販売。前年同月比は1.1%増と、20か月連続のプラス。新型を発売したSUVの『サンタフェ』シリーズも、前年同月比10.3%増の6993台と、5か月連続のプラス。しかし、主力中型セダンの『ソナタ』は、30.1%減の1万1190台と、4か月連続の前年実績割れ。
一方、地元韓国の新車販売は、回復傾向。2月の韓国新車販売は5万1380台で、前年同月比は8.2%増と、2か月連続で前年実績を上回った。新型サンタフェ効果で、SUVの2月販売は22.3%増の1万0763台と、2か月連続の前年実績超え。
また、バスやトラックを含む商用車は、前年同月比8.7%増の1万3519台と、6か月ぶりに増加。乗用車も3.2%増の2万7098台と、6か月ぶりに前年実績を上回っている。
ヒュンダイの2014年1-2月世界新車販売は、79万0352台。同社の2013年の世界新車販売実績は、472万1156台。前年比は7.3%増だった。