【日産 ティアナ XV 試乗】サルーンらしい乗り味と心地いい室内…島崎七生人

試乗記 国産車
日産ティアナXV
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北米市場では『アルティマ』名義でミドルクラスセダンの定番的存在の、日本名『ティアナ』。ゆとりのある実用セダンとして、あくまでもゆったり、神経を逆撫でされずに乗っていられるのが持ち味だ。

試乗車は最上級グレードの「XV」。売れ筋として関係者に勧められ試乗済みだった「XL」に対しタイヤサイズと装備に差がある。タイヤは215/55R17 94V・ミシュランPRIMACY LCだったが、意外にも「XL」の16インチ(195/60R16 89H・BSエコピアEP150)よりもサスペンションとの相性がいい印象。低速での乗り味がスッキリしており、高速走行時の剛性感やハンドリングも、クルマのポテンシャルが素直に実感できた。セダンでは乗り心地は非常に大事だが、同車の場合、(タイヤのメイクの違いもありそうだが)17インチタイヤのほうがより乗り味がいい。

搭載エンジンは2.5リットルだけにCVTの制御も無理がなく、高速クルーズもエンジン回転が抑えられ快適。「XV」には本革シートが備わり、ゆったりと広く明るい室内でシートに身を委ね、リラックしてドライブを楽しめる……そんな理想的な雰囲気が実現されている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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