ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラ。そのアキュラが、米国事業の強化に乗り出すことが分かった。
これは2月24日、ホンダの米国法人、アメリカンホンダが明らかにしたもの。「4月1日付けで、アキュラビジネスプランニングオフィスを新設する」と発表している。
このアキュラビジネスプランニングオフィスのトップには、エリック・バークマン氏を起用。同氏は2012年、ホンダR&Dアメリカの初の外国人社長となった人物。今回の新人事では、バークマン氏は、ホンダノースアメリカの上級副社長にも昇格した。
アキュラビジネスプランニングオフィスの業務内容は、現時点では公表されていない。しかし、アメリカンホンダの岩村哲夫副社長は2013年末、「アキュラのセダン系ラインナップの強化が重要」と発言。これを受けて、立ち上げられた新組織となるもよう。
2013年のアキュラの米国新車販売は、前年比5.9%増の16万5436台。その内訳は、SUVなどのライトトラック系が21%増の9万8151台と好調。一方、セダン系は10.4%減の6万7285台と、2桁の落ち込みとなった。
アキュラビジネスプランニングオフィスの新設で、ホンダはアキュラのセダン系の車種ラインナップを強化し、販売増を目指すと見られる。