日本・オーストリア航空当局間協議がオーストリア・ウィーンで開催され、航空会社が自由に路線を設定できるオープンスカイで合意した。
今回、首都圏では、成田空港での二国間輸送を、相互に自由化することで合意した。首都圏空港でオープンスカイに合意した国・地域はオーストリアが27カ国目となる。
首都圏以外の空港では、二国間輸送と、相手国で旅客・貨物を積み込み、第三国へ積み卸す輸送について相互に自由化することで合意した。
また、羽田空港の深夜早朝時間帯で、日本・オーストリア双方が、1日1便ずつの運航を可能とする枠組みを設定することでも合意した。
日本とオーストリア双方の航空企業の運航柔軟性を拡大する観点から、コードシェア枠組みも完全自由化する。現在、日系航空会社はオーストリア発着便は未就航で、オーストリア航空が週6便で運航するウィーン~成田便に、全日本空輸がコードシェアを行っている。