ブリヂストンは、英UKIP Media & Events社発行の業界誌が選考する「Tire Technology International Awards for Innovation and Excellence 2014」において、優れた先端技術開発に対して贈られる「Tire Technology of the Year」を受賞した。
受賞をしたのは、タイヤサイズを狭幅・大径化することで、低燃費と安全性を高次元で両立する新技術「オロジック」。同技術は、タイヤの大径化により接地部分の変形を抑制し、車両の燃費向上に関わる転がり抵抗を低減するとともに、狭幅化により走行時の空気抵抗も低減。さらに、タイヤ進行方向に長い接地形状と専用パタンやコンパウンドを組み合わせることで、ウェット路面や乾燥路での高いグリップ性能も確保している。
今回の受賞では、従来のタイヤの枠を超える全く新しいタイヤコンセプトにより、世界的に必要とされるCO2排出量削減と安全性の向上に寄与した点が高く評価された。なお、オロジック技術は現在、欧州で発売された電気自動車、BMW 『i3』の新車装着タイヤ「ECOPIA EP500 ologic」に搭載されている。