米国のベンチャー企業で、プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、『カルマ』を製造・販売していたフィスカーオートモーティブ。2013年11月、破産を申請した同社の資産を、中国企業が落札した。
これは2月14日、フィスカーオートモーティブが明らかにしたもの。同社は、「フィスカーオートモーティブの資産を、競売で中国の万向集団が落札した」と発表している。
フィスカーオートモーティブは2013年11月、破産を申請。同時に、投資ファンドのハイブリッド・テクノロジー社に身売りすることも発表していた。ところが、この発表に、他の債権者が反発。同社の資産は、競売にかけられることになった。
2月14日のフィスカーオートモーティブの発表によると、万向集団は1億4920万ドル(約152億円)の最高額を提示し、フィスカーオートモーティブの資産を落札。このうち、1億2620万ドル(約128億円)を現金で支払うことで合意した。また、フィスカーオートモーティブの債務の800万ドル(約8億円)分を肩代わりする。
万向集団は、中国の自動車部品最大手。なお、落札した資産には、米国デラウェア州ウィルミントンのフィスカーオートモーティブの工場も含まれる。