海外で初となる官民一体による航空セミナー「日・インドネシア航空セミナー」がインドネシア・ジャカルタで開催された。
セミナーは、構想段階から日系企業が海外プロジェクトに参画できるよう、空港・管制システムなどの技術・ノウハウを紹介し、官民連携したトップセールスを行うとともに、インドネシアとの協力・連携を強化するため実施したもの。
セミナーには、両国から約170人が参加した。セミナーでは、日本の官民参加者から、空港混雑緩和や収益向上、PPP/PFIの導入、航空管制システムなどに関する日本の知見やインドネシア側への提案について、プレゼンテーションが行われた。インドネシア側からは、同国の航空政策や計画中の航空インフラプロジェクトについて紹介されるとともに、日本側の提案に対する高い関心が示されたとしている。
また、日本政府を代表して参加した坂井国土交通政務官は、バンバン運輸副大臣と日・インドネシア間の協力について協議した。坂井政務官は、日本の航空分野に関するトップセールスを行い、バンバン運輸副大臣からは、日本の取組みに謝意が示され、今後の協力に期待する発言があった。両者は、両国が航空分野をはじめとする運輸分野について、今後も対話を進め、協力体制を強化していくことで意見が一致した。
政府は今回のセミナーを機に、今後も、航空インフラ国際展開の推進を図る方針。