キャタピラージャパンは、4月1日付で、ロバート・べネケ副社長執行役員が社長に昇格する人事を発表した。竹内紀行社長は代表権を持つ取締役会長に就任する。
竹内氏は、引き続き対外的な代表者(カントリーマネージャー)の役割を担い続ける。
新たに社長執行役員に就任するベネケ氏は、キャタピラーグループでの約35年のキャリアのうち、28年間、日本を始めとしたアジア・パシフィック地域に駐在し、数々の要職を歴任してきた。
2000年から4年間、日本の油圧ショベル開発本部でマーケティング関連を担当した後、北京に異動し、2004年に新設された北京販売・サービス拠点の初代マネージャーを務め、中国でのディーラ網を整備してきた。その後、2010年に再び日本に戻り、ディーラサポート体制の確立、国内ディーラ網の再編などを手がけてきた。2013年7月から、キャタピラージャパンの副社長執行役員を務めている。
一方、竹内氏は、1976年に三菱重工業に入社以降、油圧ショベル事業に従事し、1987年の新キャタピラー三菱発足に合わせて移籍した。購買、商品企画、業務管理などの職務を歴任した後、2005年に経営企画室長に就任し、キャタピラーとの統合に向けた戦略立案で中心的な役割を果たした。
2010年7月からキャタピラージャパンの社長を務め、キャタピラーとキャタピラージャパンの統合を実現した。