【ランドローバー レンジローバースポーツ 試乗】パワーも価格も走破性も最上級…諸星陽一

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ランドローバー レンジローバースポーツ
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1970年に登場した『レンジローバー』は、当初よりクロスカントリー4WDの性能に、ラグジュアリーさとハイパフォーマンスさをプラスしたクルマとして開発された。

今回試乗した最新のレンジローバー、レンジローバースポーツは、レンジローバー史上最速のパフォーマンスが与えられたモデルで、搭載されるエンジンは510馬力のスーパーチャージャー付き5リットルV8。8速のATが組み合わされている。

発進から味わうことができる強力な加速感は、クロスカントリーモデルとはまるで異なるフィーリング。2.5トンに迫る重量級ボディを、ガンガン加速していく。その際のボディの安定感はバツグン。ノーズを持ち上げるようなこともない。コーナリングにしても同様で、ボディの大きさやヒップポイントの高さ、そして重量の重さなどを考慮すれば、ビックリするくらいロールは少ない。

これでいて、クロスカントリーランをすればこれまたビックリするくらいに高い走破性を示すのだが、日本ではそうした使い方をする人はほとんどいないのも現実。しかし、考えてみれば、現在のSUVと呼ばれるモデルのほとんどは、このレンジローバーのような使い方を前提に作られている。つまり、レンジローバーは1970年の時点で、現在を見越していたことになる。

いうまでもなくレンジローバーは最上級のSUVで、今のSUVのコンセプトをすべて最高のレベルで凝縮したモデル。それだけに魅力も最上級になっていることは間違いない。ただし、価格も最上級。試乗車の価格は1260万円となっている。ここまで高いとちょっと無理してというレベルではないので、オススメ度の配点には価格を考慮しないものとした。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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