パテント・リザルトは2月12日、日本で出願されたエアバッグ関連技術について、参入企業に関する調査結果を発表した。
同調査ではエアバッグ関連技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。
その結果、「総合力ランキング」では、1位 オートリブグループ、2位 タカタグループ、3位 豊田合成となった。
総合力1位のオートリブグループおよび2位のタカタグループは、乗員の着座位置が正規の状態にない場合のエアバッグ開閉に関する技術が、共に注目度の高い特許として挙げられる。3位の豊田合成は、4位トヨタ自動車との共同出願である頭部保護用エアバッグに関する特許が高い注目度となっている。
また、同分野における総合力上位5社のうち、トヨタ自動車を除いた4社が、どのような完成車メーカーと協業関係にあるかを特許の共同保有状況から調査。オートリブグループはトヨタ自動車、本田技研工業との保有が多いほか、富士重工業やヒュンダイとの保有が見られる。タカタグループはトヨタ自動車、本田技研工業のほか、マツダ、日産自動車など、多くの完成車メーカーと協業していることが伺える。豊田合成はトヨタ自動車、ダイハツ工業といったグループ企業以外にも三菱自動車工業との保有が見られる。