故意に事故を起こして慰謝料要求、当たり屋疑惑の男を逮捕

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故意に衝突する事故を起こし、元から壊れていたメガネを相手に示して事故の相手側に弁償させていたとして、愛知県警は5日、事故を起こした39歳の男と、メガネ店で店長を務める58歳の男を詐欺容疑で逮捕した。2人とも容疑を否認しているようだ。

愛知県警・東署によると、詐欺容疑で逮捕された39歳の男は2012年4月13日、愛知県名古屋市守山区内で自転車を故意にクルマへ衝突する事故を起こし、クルマを運転していた48歳の男性に対して、予め用意した壊れたメガネを提示して「メガネが壊れた、弁償しろ」などと迫り、メガネ代として約5万円を騙し取ったほか、保険会社から慰謝料約50万円も騙し取った疑いがもたれている。

また、同容疑で逮捕された58歳の男は、実際の購入歴が無いにもかかわらず、39歳の男に対して自らが勤務する店の領収証を発行し、男が同店でメガネを購入したように装っていた疑いがもたれている。

39歳の男は2008年ごろから同様の事故を数十件繰り返しており、保険会社が警察に通報。警察が調べを進めたところ、メガネ店の店長が関与していた可能性も高くなり、2人を逮捕するに至ったという。

聴取に対して2人は詐欺容疑を否認しており、警察では2人を厳しく追及し、余罪についても解明を進める方針だ。

《石田真一》

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