チューリッヒ保険、リコールリスクに備える保険商品を発売…最大26億円まで補償

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チューリッヒ保険は、グローバル企業向けに国内外の製品リコールリスクに備える保険、「プロダクトセーフティー&リコール保険」を2月3日から販売開始すると発表した。

製品に安全性の問題が発見され、製品リコール(回収、改修措置)を実施するケースが増加している。製品リコールでは、リコールを告知する社告、回収のための輸送・保管費、リコールの結果としての粗利益の減少など、広範囲にわたって費用と損失が発生し、企業に経済的リスクを与える。

特に海外に進出しているグローバル企業にとっては、1つの事象が日本だけなく、進出先国にも波及するリスクがあり、リコール対応費用が高額になる恐れがある。

同社は今回、グローバル企業がリコールで被る費用や損失を補償する保険を設定した。

保険では、食品や一般消費財、衣料など、広範な業種の中堅企業を対象に、製品の欠陥、偶然の汚染、第三者の害意による異物混入、脅迫行為に伴って発生するリコール費用や損失を、最大2、500万米ドル(約26億円)まで補償する。進出先国でのリコールにも対応するため、海外市場も補償対象地域にしている。

また、チューリッヒ独自のサービスのひとつとして、契約に当たって、同社リスクエンジニアによるリスク分析と評価を提供、リコールリスクに対する自社の現状把握と、今後の体制強化に活用してもらう。

新しい保険商品をPL保険(生産物賠償保険)と併せて加入することで、自社が負担する費用と第三者への損害賠償の包括的な補償が可能となる。

《レスポンス編集部》

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