米国の自動車大手、フォードモーターは1月29日、タイ工場において、新型『エコスポーツ』の生産を開始した。
新型エコスポーツは2012年春、北京モーターショー12でワールドプレミア。エコスポーツは2003年に発表。ブラジルで生産され、主に南米で販売されてきた小型SUVだ。新型は、ブラジルなどの南米だけでなく、インドやASEAN、中国など、世界市場で販売されるグローバルSUVとなる。
新型エコスポーツは、同社のコンパクトカー、フォード『フィエスタ』の車台をベースに開発。主に都市部に住む若い世代をターゲットに、軽快感のあるコンパクトなSUVフォルムを構築した。
搭載するのは、フォードモーター自慢の環境ガソリンエンジン、「エコブースト」。複数が用意されるエコブーストを代表するユニットが、1.0リットル直噴3気筒ターボだ。同社によると、クラスの新基準となる燃費性能を実現しているという。
1月29日、フォードモーターのタイ生産子会社でフォード・タイランド・マニュファクチャリング(ラヨーン県)において、新型エコスポーツの生産を開始。インド、中国、ブラジルに続いて、新型の世界4番目の生産拠点となった。
なお、新型エコスポーツは2014年後半、日本市場にも導入される予定。フォードモーターは新型の販売エリアについて、世界100市場を見込んでいる。