インクリメントPは、業務用地図システム開発キット「MapDK5」について、NTT空間情報が提供する「GEOSPACE電子地図」のデータを搭載した新バージョン「MapDK5G」を発売した。
MapDK5は、カーナビゲーションシステムで高く評価されている自社製のデジタル地図と、ルート検索エンジンを搭載した地図システム開発キット。スタンドアローン環境で動作する地図システムを開発することが可能で、1996年の発売以来、物流/施設管理/商圏分析など、様々な位置情報関連システムの開発に活用されている。
NTT空間情報が提供する「GEOSPACE電子地図データ」は、都市計画図や森林基本図など、公共測量成果物をベースに作られた高精度な電子地図データで、日本全国の建物の形や道路・地形を地図上に正確に表現している。
今回発売した「GEOSPACE電子地図データ」搭載の「MapDK5G」は、通常版の同製品に比べ、詳細地図の収録エリアが広がり、山間部や、地方都市周辺までを詳細地図で確認できる。収録エリア比では通常版の約4倍となっている。
日本全国の幅広い詳細地図データを必要とするインフラ管理や、林野関係のシステムを中心に、様々な位置情報関連システムに活用できるとしている。
インクリメントPでは、信頼性の高い情報を継続して提供するため、MapDK5Gでは定期的に地図情報を更新していく。