エアバスは1月23日、2月に開催されるシンガポール航空ショーにおいて、最新型の『A350 XWB』を展示し、国際航空ショーで初めて展示を行うことを発表した。
シンガポールで参加する飛行テスト用の航空機は「MSN 003」とよばれるプロトタイプで、それは2月11日から12日の間に静止ディスプレイが行われ、さらに両日に飛行ディスプレイも行われる。
A350 XWBは最新のミッドサイズのワイドボディ機であり、現在その飛行テストプログラム中で、商用サービスへの導入は今年の第4四半期に予定されている。シンガポール航空ショーでの出展を通じてその旋回性と滑らかなデザイン、低騒音といった性能をアピールする考えだ。
「アジア太平洋地域は航空輸送産業が急成長を見せている市場で、全てのカテゴリーでワイドボディ機への需要が急増することが予想されている。A350 XWBは新しい基準を中型サイズのカテゴリーにもたらし、世界で最も近代的かつ包括的で高効率のワイドボディ機生産ラインを提供する我々のポジションを強化するだろう」とエアバスの社長兼CEOであるファブリス・ブレジエ氏は語った。