国土交通省は、2013年11月分の造船主要52工場による鋼船建造実績が起工24隻、111万1000G/T、竣工が22隻、105万9000G/Tとなったと発表した。
竣工船価は978億円で、2010年を100とした生産指数は56.7にとどまり、生産指数の前年同月比は3.0%減だった。
このうち、国内船の竣工実績はゼロで、22隻全てが輸出船だった。
船種の内訳は、貨物船が19隻で、このうち一般貨物船が4隻(パナマ向け)、鉱石専用船が1隻(パナマ向け)、ばら積船が6隻(パナマ、マーシャル諸島等向け)、コンテナ船が1隻(パナマ向け)、鉱石兼ばら積船が7隻(パナマ、シンガポール向け)だった。
油送船は3隻で、このうちLPG船が1隻(シンガポール向け)、化学薬品船が2隻(リベリア、シンガポール向け)だった。
鋼船修繕実績は、121隻で、工事金額は26億円となった。
2013年1~11月の累計では、起工が272隻、1073万G/T、竣工が314隻、1288万G/Tで、竣工船価が1兆3831億円だった。生産指数は72.9で、前年同期比13.8%減と低調。