トヨタ自動車の吉田守孝常務役員は1月20日に都内で開いた新型『ヴォクシー』、『ノア』発表会で、ミニバン市場について「比較的日本の中では安定している」とした上で、「アジアなどであればそういう市場もあると思う」との見方を示した。
吉田常務は「とくに箱系、スペース系といわれているヴォクシー/ノアや、『アルファード』のところは比較的安定しているし、さらに小さいところは軽も含めて売れているので、比較的ミニバンというのは安定した市場だと思う」と述べた。
また「ミニバンというと大きくて取り回しが悪いと思われがちだが、新型ヴォクシー/ノアでは視界を良くしたり、周辺監視のカメラなどを付けているので取り回し性も良くなっている。かつ燃費そのものも良い」と語った。
さらに「アルファードのように香港や中国では高級車という形でとらえられているので、需要という点では日本でこれだけ安定した市場があるので、アジアなどであればそういう市場というのもあると思う」と話した。
新型ヴォクシーは月間4600台、ノアは同3400台の販売を目標にしている。また吉田常務によると両車合わせて3万台の事前受注を得ているという。