16日午前2時35分ごろ、兵庫県西宮市内の市道で、直前までパトカーの追跡を受けていた軽乗用車が路外に逸脱。道路脇の街路樹に衝突する事故が起きた。この事故でクルマに乗っていた男性2人が重傷を負っている。
兵庫県警・西宮署によると、現場は西宮市樋之池町付近。この事故の約5分前、芦屋署員が芦屋市大原町付近をパトカーでパトロールしていたところ、交差点で速度を落とさぬまま右折した軽乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走した。
パトカーはただちに追跡を開始したものの、約800m走行したところでさらに速度を上げたクルマに振り切られる状態となったことから追跡を断念。クルマはそのまま走行を続けたが、西宮市内に入った直後に何らかの原因で路外に逸脱。前方の街路樹に突っ込んだとみられる。
衝突によってクルマは大破。運転していた西宮市内に在住する28歳の男性が全身強打で意識不明の重体。助手席に同乗していた25歳の男性も足を骨折するなどの重傷を負った。
警察では高速度で走行中にハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。