米国の自動車ベンチャー 、VLオートモーティブは1月14日、米国で開催中のデトロイトモーターショー14において、『ディスティノ』(DESTINO)の新コンセプトカーを初公開した。
VLオートモーティブは、元GM副社長で、シボレー『ボルト』の開発を主導したことで知られるボブ・ラッツ氏が、実業家のギルバート・ビレリアル氏らと立ち上げた自動車ベンチャー企業。その第一弾として2013年1月、デトロイトモーターショー13で発表されたのが、ディスティノ。
ディスティノは4ドアのスポーツカー。米国のフィスカーオートモーティブ(2013年11月に破産を申請)のプラグインハイブリッド(PHV)4ドアスポーツ、『カルマ』をベースに開発された。
カルマとの最大の違いは、パワートレイン。PHVシステムを降ろし、GMの先代シボレー『コルベット』の最強グレード、「ZR1」用のLS9型V型8気筒ガソリンエンジンに載せ替えた。6.2リットルV8スーパーチャージャーは、最大出力638psを発生する。トランスミッションは6速ATとなる。
今回、デトロイトモーターショー14で初公開されたディスティノの新コンセプトカーは、『ディスティノ レッド』と命名。ボディは2ドアハードトップのコンバーチブルクーペとなっており、4ドアスポーツのディスティノに、2ドアのオープン版を提案した1台だ。
また、ディスティノ レッドでは、自動車用の内装レザーを手がけるKatzkin社がインテリアを担当。Katzkin社が得意とするレザーを使い、上質な空間に仕上げられている。