米国の自動車大手、フォードモーターは1月10日、現行フォード『フォーカス』の欧州における累計生産台数が、100万台に到達したと発表した。
欧州向けのフォーカスは、ドイツのザールイ工場で生産。同工場では、SUVの『クーガ』やMPVの『C-MAX』も組み立てている。
記念すべき累計生産100万台目となったのは、キャンディレッドのボディカラーとまとった5ドア仕様。フォード自慢の環境エンジン、「1.0エコブースト」搭載車が、ザールイ工場からラインオフし、同工場の従業員が100万台目の出荷を祝福した。
現行フォーカスは2010年、欧州市場へ投入。初代フォーカスは1998年に発売された。世界累計販売台数は1200万台。このうち、欧州がおよそ690万台を占める。
フォードモーターによると、現行フォーカスはザールイ工場において、およそ90秒に1台が生産されている計算になるという。フォードオブヨーロッパのバーブ・サマルデッチCOOは、「フォーカスは多くの顧客の要望を満たす機能性を備えたファミリーカー。2013年は最大出力250psの『フォーカスST』やEVの『フォーカス・エレクトリック』を追加し、フルラインナップが完成した」と語っている。