アルジェリアの失業率が低下
国営アルジェリア・プレス・サービス(APS)は、2013年のアルジェリアの失業率が10パーセントを下回ったと伝えている。
アルジェリア国家統計局が行った調査によると、2013年9月に発表されたアルジェリアの失業率は9.8パーセントであったという。2009年から2011年にかけては10パーセント付近で停滞していたが、ついに昨年10パーセントを下回った。ちなみに2012年の失業率は11パーセントであった。
2013年の失業者数は117万5千人で、これはアルジェリアの労働力人口の9.8パーセントにあたる。2012年は125万3千人(11パーセント)、2011年は106万2千人(10パーセント)であった。
同国の労働力人口または15歳以上の労働可能な年齢の人は2013年には1,196万4千人おり、前年の1,142万3千人と比較すると4.7パーセント増加した。就労している人は2013年には1,078万8千人おり、前年の1,017万人と比較すると6.1パーセント増加した。image by Simon Cunningham (画像はイメージです)
若者の4人に1人が失業している
地方の失業率が8.1パーセントだったの対し、都市部の失業率は依然高く10.6パーセント。また調査は性別、年齢、教育レベルの違いによる失業率にも言及している。
男女とも失業率は減少したが、昨年男性の失業率は前年比1.3ポイントの低下だったのに対し、女性は0.7ポイントしか低下していなかった。(2013年の男女別失業率:男、8.3パーセント、女、16.3パーセント)
高等教育機関の卒業者の失業率も減少傾向にあるが依然高いままである。失業率の推移は2010年から2012年の間に21.4パーセントから15.2パーセントとなっている。さまざまな就業支援措置のおかげで2013年には14.3パーセントにまで減少した。
若年層(16歳から24歳)の失業率も減少してはいるが依然高いままである。2010年には27.5パーセントであり、2013年には24.8パーセントであった。