欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは1月14日、メキシコのプエブラ工場において、新型『ゴルフ』の生産を開始した。
プエブラ工場は、メキシコ最大の自動車工場であり、フォルクスワーゲングループにとっては、世界最大規模の車両組み立て工場のひとつ。現在、『ジェッタ』や『ザ・ビートル』などを生産しており、北米や南米、欧州などに輸出している。
フォルクスワーゲングループは2013年1月、ゴルフの生産をメキシコ工場でも行うと決定。そのための準備を進めてきた。そして1月14日、プエブラ工場から最初の新型ゴルフがラインオフ。フォルクスワーゲンがメキシコに進出して、50周年のタイミングでの出来事となった。
フォルクスワーゲングループは2018年までに、米国市場で年間100万台の新車販売を目指す。新型ゴルフは2014年前半、米国市場で発売される予定。メキシコ製の新型ゴルフは、北米と南米に出荷される。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ビンターコルン取締役会会長は、「フォルクスワーゲンメキシコには、誇りに満ちた歴史があり、将来も約束する。そのひとつの象徴が、新型ゴルフ。7世代目ゴルフの生産開始は、北米における大きな飛躍の機会になるだろう」と語っている。