関東運輸局は、2013年12月の外国船舶の重大な欠陥に対する出港差し止め処分状況を発表した。
関東運輸局では、船舶の安全運航と海洋環境の保全の観点から管内の港に入港する外国船舶に対して構造・設備の状態、船員の資格などが関係する国際条約の基準に適合しているかを検査する外国船舶監督(PSC)を実施している。
12月に管内でPSCを実施した外国船舶77隻のうち、重大な欠陥として是正終了まで出港を差し止める処分を行った船舶は3隻だった。
拘留処分を受けた一般貨物船「HAODA 6」は燃料タンク空気管の腐食、一般貨物船「SEIYO EXPRESS」は、固定式消火設備の不備、救助艇解放フックの不完全リセット、ISMコード上の欠陥、一般貨物船「RENA ROSA」は固定式消火設備の不備をそれぞれ指摘された。