ボーイングは、2013年(1-12月)に648機の民間航空機を納入し、単年度としての過去最高の納入実績を達成したと発表した。
前年同期と比べて47機多い。また、2013年末時点での受注残も5080機で、同じく過去最高記録を更新した。
2013年の受注機数は、グロス受注が1531機と過去最多で、ネット受注が1355機と過去2番目の水準だった。
ボーイング民間航空機部門のレイ・コナー社長兼CEOは「ボーイングでは幾つかの航空機プログラムで製造レートを増加しているが、2013年は上手く機能し、これまで以上に最新鋭、燃料効率性に優れた航空機をデリバリーすることができた」と述べた。
納入の機種別では、440機をデリバリーした737型機、98機をデリバリーした777型機、65機をデリバリーした787型機がそれぞれ過去最高となった。
また、製造レートの増加もあって2013年にはボーイングの全工場で納入機数の新記録を達成している。
ボーイングでは2013年に双通路新型機2機種のローンチを発表したが、777Xは259機、金額ベースにして950億ドル(リストプライス)相当を受注した。史上最高の燃料効率性を持つ航空機となる787-10型機は6月にパリ・エアショーでローンチしている。
受注残で最も多いのが737型機で3680機、次いで787型機の916機、777型機が380機となっている。
ボーイングでは、2014年に787-9型初号機のデリバリーを予定しており、737MAX、787-10型機、777Xの開発も加速する方針。737型機プログラムでは、さらなる製造能力の引き上げも予定している。