【2014年3月ダイヤ改正】JR四国、ハチロク特急は6月から…ノンストップ普通列車も運転

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JR四国が予讃線に投入する8600系の外観イメージ。2014年6月以降、高松~松山間の特急『いしづち』で営業運転を開始する。
  • JR四国が予讃線に投入する8600系の外観イメージ。2014年6月以降、高松~松山間の特急『いしづち』で営業運転を開始する。
  • 特急「しおかぜ」「いしづち」に使用される8000系電車。併結列車は号数を揃えるほか、8000系で運転する「しおかぜ」はグリーン車の位置を変更する。
  • 特急「剣山」の185系。「剣山9号」と「むろと1号」は運転系統を徳島で分離する。

JR四国のダイヤ改正は、併結して運転する特急『しおかぜ』と『いしづち』の号数統一や一部特急列車の行先変更などが柱。6月以降に新型特急電車8600系が投入される列車も今回発表され、期待が高まる。また、鳴門線には途中駅ノンストップの普通列車が登場する。

■特急列車
今年11月に導入が発表された8600系は高松~松山間に導入。投入される列車は、高松6時発の『いしづち103号』と松山20時34分発の『いしづち104号』となっている。運転開始は6月以降の予定。

松山方面と岡山を結ぶ『しおかぜ』と高松を結ぶ『いしづち』は、大半の列車が併結運転を行っているが、現在は併結する両列車でバラバラとなっている号数を揃えて分かりやすくする。併結せず単独で運転する『いしづち』は3桁の号数に変更し、朝方の新居浜・伊予西条発の『いしづち』は『モーニングEXP』に名称を改める。

また、8000系電車と2000系気動車でグリーン車の位置が異なっている『しおかぜ』は、8000系電車のグリーン車の位置を現在の上り方(岡山寄り)先頭車から、2000系気動車と同じ下り方(松山寄り)に変更。車両号数も「1号車」に揃える。同時に座席表示もA・B席が海側、C・D席が山側に統一される。

土讃線・牟岐線・徳島線では、運転系統の分割などで一部列車が行先を変更する。土讃線の『南風』は、岡山~中村間の1・11・20・28号と、岡山~宿毛間の17号を岡山~高知間の運転に変更。高知~中村間(宿毛行きは中村行きに変更)は『あしずり』として分離する。一方『しまんと3号』(高松~高知)『あしずり3号』(高知~中村)は『しまんと1号』(高松~中村)に統合される。

また、宿毛発着の『あしずり9号』『南風6号』は中村発着に変更。臨時『あしずり』の51・52号は廃止する。

牟岐線・徳島線を直通し、阿波池田~牟岐間を結ぶ『むろと1号』と『剣山9号』は徳島で運転系統を分け、阿波池田~徳島間の『剣山』と徳島~牟岐間の『むろと』に分離する。

■普通列車
鳴門線に平日の朝方、途中駅を全駅通過する「普通」が登場する。鳴門6時52分発池谷行きの普通を新たに設定し、途中ノンストップで池谷には7時3分着。7時12分発の徳島行き普通列車に接続する。

このほか、予讃線・高徳線で現在平日のみ運転している朝方の列車を毎日運転に変更。それ以外にも、予讃線・土讃線・高徳線・徳島線の一部列車で運転区間などを見直すとしている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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