新たなバイオ燃料の開発、マレーシア・マラヤ大学が成功

マラヤ大学(UM)の科学者グループが、新たなバイオ燃料の開発に成功した。パーム油工場からでる廃液を利用した「バイオプロ・ディーゼル」で、環境や健康にも優しいという。

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マラヤ大学(UM)の科学者グループが、新たなバイオ燃料の開発に成功した。パーム油工場からでる廃液を利用した「バイオプロ・ディーゼル」で、環境や健康にも優しいという。

廃液を利用することで添加物を配合する必要がなく、燃焼性が改善された。また、燃焼時にディーゼルのような臭いを発することもないという。UM関連会社のGyrusテックが関わった開発には12年間を要した。

来年10月までに全国で販売する計画だ。また、将来的には輸出も検討しているという。「バイオプロ・ディーゼル」はイノベーション&テクノロジー展示会(ITEX)や韓国、ロンドンなどのフェアでも表彰を受けた。「ユーロ2M」や「ユーロ4M」同等の品質基準を満たしているという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月24日、ベルナマ通信、12月23日)

千田真理子

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