19日午後5時30分ごろ、東京都江戸川区内の区道を走行していた乗用車が歩行者をはねた後、前方にある民家の建物に突っ込む事故が起きた。この事故で歩行者の女性と、クルマの同乗者が死亡。警察はクルマを運転していた71歳の男性から事情を聞いている。
警視庁・小松川署によると、現場は江戸川区平井6丁目付近で幅員約5mの一方通行路。乗用車は道路を歩くか、横断していたとみられる28歳の女性に衝突。さらに暴走し、民家の建物に突っ込んだ。
女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。クルマも中破し、助手席に同乗していた70歳の女性が頭部強打で死亡した。クルマを運転していた同区内に在住する71歳の男性も胸部強打の重傷を負っている。
簡易聴取に対して男性は「事故の瞬間は覚えていないのでよくわからない」などと供述しているようだ。警察では男性が運転中に意識を失っていた可能性もあるとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。