クアラルンプール(KL)市役所(DBKL)前において16日、市民数百人が集まり、不動産税の増税に対する抗議活動を行い、不服申し立ての抗議文を提出した。
不動産税引き上げに対しては、2万人分以上の不服申し立てが集まっているが、DBKLはその一部である6万5,000件のみを受け付けたとしている。KL市は17日まで不服を受け付け、18日から来年3月31日まで公聴会を開き、不動産の持ち主の意見を聞く方針だ。
不動産税は所有している物件を1年間貸した場合、いくら収入が得られるかを評価したもの。税率は現在2-12%。税率の改定は21年ぶり。
抗議活動では、KL市のアフマド・フェサル市長の辞任を求める声もあがった。
カリド・アブ・バカル警察長官は、抗議集会を行うには事前の申請が義務付けられているが、許可を申請していなかったため法的手段に出る可能性もあるとの見解を示した。