米国の自動車最大手、GMは12月16日、米国内の5工場に、総額およそ13億ドル(約1340億円)を投資すると発表した。
今回の投資は、ミシガン、オハイオ、インディアナの3州の5工場に対して実施。工場の設備を更新し、燃費性能に優れるエンジンやトランスミッションの生産、車両の品質向上、物流の効率化などが図られる。
中でも、トランスミッション関連では、10速ATの生産準備を目的とした投資が目を引く。この10速ATは新開発されるもので、GMは詳細を後日、公表するとしている。
なお、今回の投資によって、およそ1000名の新規雇用創出、および既存雇用が維持される。また、2013年のGMの米国内工場への累計投資額は、28億ドル(約2885億円)に到達。
GMのマーク・ルース上級副社長は、「GMは米国生産の基盤を強化し、多くの雇用を生み出すことを約束する。重要なのはこれらの投資が、より品質の高く燃費のいい車を顧客に届けるために行われること」と述べている。