国土交通省関係の2013年度補正予算に、トラック輸送の燃料費高騰対策として、環境対応車とエコタイヤの導入補助に50億円が計上された。
燃料価格が上昇するなかで、燃料費の増大が中小企業の経営を圧迫しており、とくに経営改善のための投資余力が小さい小規模事業者を対象に燃費改善を支援することにした。
対象となるのは、保有車両数が30両以下のトラック運送事業者で、環境対応車補助は、2015年燃費基準達成ディーゼルトラックの購入に対し、大型で1台当たり100万円、中型で70万円、小型で40万円をそれぞれ補助する。
エコタイヤ補助は大型トラックに限定し、転がり抵抗値を約30%以上低減しているタイヤの購入に対し、車両1台当たり9万円を補助する。
同省では、これらの車両とタイヤの導入により6%以上の燃費改善を見込んでおり、中小トラック事業者の赤字転落・倒産の増加を回避することで物流の停滞を防止したい考えだ。