警視庁「暴走族等対策総合訓練」、現実以上に緊迫

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警視庁 暴走族等総合対策訓練
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警視庁交通部の暴走族等対策総合訓練が9日、世田谷区喜多見1の警視庁交通安全教育センターで公開された。

初日の出暴走など年末年始の集団違法走行に対応した訓練で、井上剛志交通部長、八木沼正巳交通参事官らがその成果を確かめた。

内容は「一般道での旧車會の検挙」と「高速上での暴走族の検挙」の二部構成。

旧車會の検挙では、集団で走行する旧車會に対しては、追尾しながら検問場所へと誘導し、車両検査を実施。騒音測定などで整備不良を確かめ、道路交通法違反や道路運送車両法違反での検挙に結びつけるものだった。

また、暴走族検挙では、料金所を突破する暴走族車両をエアフェンスなど停止させ、車両を捨てて逃走、抵抗を試みる乗員には刺又(さすまた)などを使って制圧した。

さらに、四輪車での暴走には黒バイ2台が追尾。振り切ろうとする車両にカラーボールを投げて車両を特定し、車内に篭城する乗員をウインドウを割ってドアロックを強制解除して、検挙した。

総勢114人の参加者は、第1~10交通機動隊と高速道路交通警察隊の隊員らが中心となり、車両約60台が使われた。暴走する改造車に乗る側も、追いかける側も警察官だが、怒号飛び交う実践以上に激しい訓練だった。

《中島みなみ》

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