「カースマ」が熱い! 車とスマートフォンの連携 レポート

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「車内でスマートフォンを利用することはあるか?」には8割以上のドライバーが「ある」と回答
  • 「車内でスマートフォンを利用することはあるか?」には8割以上のドライバーが「ある」と回答
  • 「自家用車とスマートフォンがつなげられると、運転・ドライブはもっと快適になると思うか?」
  • パイオニア販売株式会社マーケティング部・内田有喜氏
 スマートフォンとクルマを連携させたさまざまなサービスが登場するなど、注目を集める「カースマ」。トレンド総研は3日、この「カースマ」をテーマにしたレポートを公表した。

 「カースマ」とは、音楽・地図情報・アプリ・検索機能などスマートフォンが持つコンテンツを、車内でも楽しもうとする動きのこと。ここ数年で「カースマ」関連アイテムや、ドライブ用のスマートフォンアプリなどが数多く登場している。

 今回のトレンド総研レポートでは、この「カースマ」をテーマにトレンドの専門家である商品ジャーナリスト・北村森氏のコメントや、スマートフォンユーザーへの意識・実態調査、メーカー担当者へのインタビューなどを紹介している。

■「車載機を通じて車内でもスマートフォンのコンテンツが楽しみやすくなった」と北村森氏

 さまざまな業界でスマートフォンを通じた新しい価値提案が生まれる中、今特に注目なのがスマートフォンとクルマをつなげる「カースマ」というキーワードだと、北村森氏は語る。北村氏は「もともとスマートフォンには、地図・音楽・動画・検索機能など、ドライブと相性のよいさまざまなアプリケーションが入っている。最近では、自家用車とスマートフォンがカーナビなどの車載機を通じて簡単にリンクできるようになったことで、より車内でもスマートフォンのコンテンツが楽しみやすくなった」と、スマートフォンの普及とともにカーエレクトロニクスからのアプローチも奏効していると分析する。

 そして今後は「カースマ」がクルマを楽しむ上での新たなスタイルとして確立されていくと予想。カーナビ・カーオーディオなどの車載電子機器(カーエレクトロニクス)への敷居も下がり、市場も拡大していくとしている。

■意識調査からも「カースマ」に対する興味・関心の高さがうかがえる結果に

 一方、意識調査からも「カースマ」に対する興味・関心の高さがうかがえる結果となった。(調査は自家用車を所有しており、普段から運転の習慣がある20~34歳のスマートフォンユーザー男女500名に実施)

 まず「(自動車の発進前・停止中などに)車内でスマートフォンを利用することはあるか?」と聞いたところ、「よくある」が48%、「たまにある」が36%と、計8割以上のドライバーが車内でスマートフォンを利用していることが明らかになった。

 また、車内でよく利用しているスマートフォンの機能を聞くと(複数回答可)、「地図・GPS」(46%)、「インターネット(検索・サイト閲覧)」(40%)、「音楽再生」(27%)、「ハンズフリー通話」(18%)などが上位に。そして「自家用車とスマートフォンがつなげられると、運転・ドライブはもっと快適になると思うか?」と聞くと、81%と大多数の人が「そう思う」と回答した。ドライバーの車内でのスマートフォン活用意向、つまり「カースマ」への関心が非常に高いことがわかった。

■「カーエレクトロニクスに興味・関心がなかった人もカー用品店に足を運んでくれるようになった」

 今回のレポートでは、パイオニア販売株式会社マーケティング部・内田有喜氏にも、関連業界の「カースマ」への対応実態について話を聞いている。

 最近はカーナビやカーオーディオなどの車載機がスマートフォンとの連携を強化している。パイオニアもそういった「カースマ」に力を入れている企業だ。「スマートフォンとリンクした『カースマ』アイテムを売り出したことで、これまでカーエレクトロニクスにそれほど興味・関心がなかった方々も、カー用品店に足を運んでくれるようになった」と内田氏もその効果を語る。

 パイオニアではこういった動きにあわせて、車中におけるスマートフォンの楽しみ方が見つかる「カースマ」ページをいち早く公式HP内に開設。内田氏によれば「実際アクセスも多いので手ごたえを感じている」という。そして「車載機は、『高額』『接続が難しい』などハードルが高いという誤解も多いようですが、目的やニーズごとに豊富なラインアップを展開しており、1万円前後のリーズナブルな製品もあるため、手軽に始めることが可能」とのことで、同社では今後も「カースマ」製品へ注力していくようだ。
《関口賢@RBB TODAY》

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