三菱自動車は11月29日、『i(アイ)』の冷却装置(コンデンスタンク)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『i』1車種で、2005年12月25日~2011年5月30日に製造された8万1631台。
エンジン冷却系のコンデンスタンク(冷却水内の気泡を分離するための装置)において、エンジンを高回転で運転すると、気水分離機能が適切に働かず、冷却水が溢れ出ることがある。繰り返し冷却水が溢れ出し、冷却水が不足したまま使用すると、オーバーヒートが発生し、最悪の場合、エンストして再始動できなくなるおそれがある。
全車両、コンデンスタンクを対策品に交換する。
不具合発生件数は34件で、市場からの情報により発見した。
事故は起きていない。