阪急電鉄は11月22日、西山天王山駅(京都府長岡京市)の開業にあわせ、ラッピング列車の運行や記念入場券の発売などのイベントを12月21日から実施すると発表した。
西山天王山駅は京都線大山崎~長岡天神間に設置される、12月21日開業予定の新駅。同駅の上方で京都線と交差している京都縦貫自動車道にも高速バスの新停留所(長岡京バスストップ)が同時に開設され、バスストップと駅がエレベーターで結ばれる。これにより阪急線と高速バスの乗り継ぎが可能になる。
京都線では12月21日から2014年5月31日まで、同線の9300系8両編成1本を使用したラッピング列車「西山天王山駅開業記念号」を走らせる。編成両端の先頭車にシンボルビジュアルのラッピングを施すほか、ヘッドマークを掲出。中間車もステッカーを掲出する。車内では中づり広告やドア横広告、車内モニターを使用して西山天王山駅の特徴などを紹介する。
新駅の開業にあわせて「西山天王山駅 開業記念入場券」(450円)と「運行標識板ミニチュアマグネット『西山天王山駅開業記念ヘッドマーク』」(350円)も発売される。記念入場券は「飛び出す絵本のようなポップアップ式オリジナル記念台紙」と大人入場券3枚が一体になったもので、12月21日から2014年1月20日まで発売する予定。ミニチュアマグネットは「西山天王山駅開業記念号」のヘッドマークを模したもので、発売期間は12月21日から2014年3月25日までを予定している。
また、西山天王山駅が開業と同時に4駅の駅名変更が実施されることから、これを記念した「宝探しイベント」が12月21日から2014年3月23日まで行われる。西山天王山駅と嵐山線の松尾大社駅(現在の松尾駅)、宝塚線の服部天神駅(現在の服部駅)と中山観音駅(現在の中山駅)、神戸線の神戸三宮駅(現在の三宮駅)の周辺5エリアに隠された「宝箱」を探し出すもので、主要駅に設置される「宝の地図」を参考に各駅周辺エリアを回る。参加賞のほか「宝箱」の発見数に応じた景品がプレゼントされる。