【東京モーターショー13】富士通テン、クラウドサービスで実現する近未来ドライブの提案

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富士通テンブース(東京モーターショー13)
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富士通テンは東京モーターショー13において、同社のクラウドサービスで実現する近未来のドライブをステージのプレゼンテーションで示した。同社が提案するクラウドサービスでは、ドライバー個人の運転特性や車の状態などを理解し、パーソナライズされた最適情報の提供を目指す。

ブースでは、同社のクラウドサービスを使った最新カーナビ「AVN Zシリーズ」とスマートフォンアプリ『CarafL』などを展示。「AVN Zシリーズ」は「会話で検索できる」ナビとして、行きたい場所や知りたい情報をスマートフォンを介して会話で検索し、クラウドとなるセンターとつながってリアルタイムの情報を提供するもので、実際にアプリを使った音声検索のデモを体感するコーナーも用意された。

今回の出展について富士通テンサービスSS技術本部セービス技術室の沢田輝室長は「ブースの展示は、我々が3年半~4年開発してきたクラウドサービスを活用した製品群を全面に押し出して、新しいサービスを実際に体感できるようにしています」と語る。

沢田氏は「展示しているカーナビの機能としてある音声認識やパーソナライズの部分は、全てクラウドのセンター側にあります。現在リリースしているスマホアプリの“CarafL”は、キャラクターを取り入れたものなので勘違いされてしまうのですが、我々が開発を進めているクラウドサービスでは、音声対話をするためのマイクさえあればクラウドから様々な情報提供がおこなえるものを目指しています。まさに『ナイトライダー』の世界観で開発を進めています」とクラウドサービスの将来像を示した。

プレゼンテーションタイムでは、クラウドサービスを活用することで、カーナビや車がその日のドライバーの体調などに合わせた情報を提供して運転のサポートをおこなう、近未来ドライバーサポート機能を紹介。

沢田氏は「今回プレゼンテーションで紹介している世界観も、我々としては次の14年のモデル、15年に“どこまで実装するのか?”と検討を進めていますので、紹介している機能はかなり近いところで登場してきます」と話した。

同社がクラウドサービスに取り組む理由については、沢田氏は「カーナビ車載機のコモディティ化が進み、端末だけでは差別化が図れない時代になってきました。また、クラウドからサービスを提供するディスプレイオーディオの市場も、グローバル全体では4割5割に間もなくなってきますので、センターの仕組みやアプリの部分で差別化していかないと競争で生き残れません」と、カーナビ市場の現状を語った。

なお、スマホアプリ”CarafL”に登場する女性キャラクターの衣装は、東京モーターショー期間中、富士通テンのコンパニオンと同じコスチュームが選択可能となっている。

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