商船三井は、グループの船員配乗会社Magsaysay MOL・マリンが、フィリピン中部を襲った台風による被災地を支援するため、11月16日にフィリピン人船員とその家族が参加するチャリティーイベントを、マニラで開催したと発表した。
イベントは、マニラ市内の体育館で開催され、船員とその家族を中心に約2000人が集まった。
参加した商三井の芦田昭充会長は、甚大な被害を受けた人々に対するお見舞いの言葉を述べ、3万ドルの義援金拠出、コンテナ船による無償輸送などグループによる支援内容を紹介するとともに、今後の継続的な全面支援の意向を示した。
当日、参加した船員・家族とともに被災者の安全と早期の復興を祈念し、同社船員家族が一丸となって支援活動を行うことを全員で確認した。
同社は、フィリピンをはじめとする主要な船員出身国で家族会を開催するなど、同社船員の留守家族へのケアに努めてきた。今回は台風災害の発生により急遽内容を変更したが、今後も各種イベントを通じて、船員家族の絆を深めながら、地域社会に貢献していくとしている。