シトロエンのワークスチームからラリーGBのWRCクラスに初参戦しているロバート・クビサが、ペースノートの判断ミスによりブレーキが遅れ、15日に続いてクラッシュアウトしたことを発表した。
クビサはこの日のオープニングステージの3.7キロメートルの地点にある右コーナーで路面から外れ、60メートル下の丘の斜面で車がストップするというアクシデントに見舞われた。
「僕達は大きな石に当たったが、ペースノートの判断を誤ったのだと思う。ブレーキをするべきところで、僕はまだアクセルを踏んでいた。そしてコーナーを見た時にはすでに遅かった。何とかリカバーしようとしたが、スピードの違いは大きすぎた」と彼は事故の状況を説明した。
クビサがWRC-2のタイトルの決めたラリースペインの後、副ドライバーであったバランが引退し、このラリーで新たにフェラーラが副ドライバーを務めることになったが、このペアは短いプレイベント・テストで新しい車に、そしてイタリア語での新しいペースノートのシステムに慣れなければいけなかった。
「このラリーは僕にとって困難だった。なぜなら僕は多くの距離を走っていなかったし、副ドライバーを変更しなければならなかったからだ。僕にとって、または副ドライバーにとってそれは簡単ではなかった。昨日は泥の上でミスを犯し、今日は情報伝達を失ってしまった。僕達はここへ経験を積みに来たのに、2度もクラッシュしてしまったことはとても残念だ」とクビサは語った。
尚、クビサは17日の最終レグに参加不可能なことを示唆している。