昨年6月、東京都渋谷市内の国道20号でブレーキ装備の無い自転車に乗り、道路交通法違反での摘発を受けていた31歳の男について、警視庁は11日、この男を同容疑で逮捕した。それまでにも違反を繰り返し、警察への出頭要請に応じなかったた、逮捕に踏み切った。
警視庁・交通執行課などによると、道交法違反で逮捕された31歳の男は、2012年6月28日の午後5時ごろ、渋谷区代々木3丁目付近の国道20号で、ブレーキ装備の無い競技用自転車「BMX」に乗った疑いがもたれている。
公道でブレーキ装備の無い自転車に乗ることは禁じられているが、男は日常的にBMXを乗り回し、これ以前にも数回の摘発を受けていた。警察は男に対して出頭要請を何度も行っていたが、これをことごく無視。このため逮捕に踏み切ったという。
聴取に対して男は「ブレーキを装備していなくても、地面に足を付けば止まれると思っていた」、「自転車ぐらいで逮捕されるとは思っていなかった」などと供述しているようだ。