WRC(世界ラリー選手権)の最終戦、ラリーGBの予選は、2013年度WRCチャンピオンであるフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが、最速タイムを記録した。
3.11キロメートルの狭いながらもとても速い森のステージでの予選は、激しい雨と風という典型的なラリーGBの極端に不愉快な天候の下で行われた。
しかしオジエは天候を気にしない様子で、「時にコンディションは路面で速く走る為のアドバンテージとなることがあり、今日は不利にはならなかったね。グリップは良くて、実はこの雨がグリップを助けてくれたし、最初に予選に挑むことは大丈夫だったね」と語った。
チャンピオンシップで2位の座を確定したいティエリー・ヌービルはチャンピオンを負かせなかったことに落胆し、「僕の最高のステージではなかった。終盤にハードにプッシュしようとしたが、スタート近くで10分の数秒を失ってしまったよ」と語った。
このラリーでWRCクラスのデビューを飾った元F1ドライバーのロバート・クビサは予選7位で、自分のパフォーマンスに満足したが、「まだまだ学ぶことが多い」と語った。
ラリーGB予選結果
1. セバスチャン・オジエ
2. ティエリー・ヌービル
3. エフゲニー・ノビコフ
4. ヤリ‐マティ・ラトバラ
5. マッズ・オストベルグ
6. ミッコ・ヒルボネン
7. ロバート・クビサ
8. ダニ・ソルド
9. アンドレアス・ミケルセン
10. マーティン・プロコップ
11. マイケル・ソロウォウ