三菱自動車工業は11月6日、2014年度から3か年で取り組む新たな中期経営計画を発表した。最終の16年度に連結営業利益1350億円(今期予想比35%増)を目標とする。
世界販売(小売ベース)は、得意とするピックアップやSUVに経営資源を集中するなどし、16年度に143万台(同3割増)の実現を図る。3年間平均での設備投資は年1000億円を計画、アジアなどでの生産拠点整備も進める。
同日は併せて、優先株の処理による資本再構築策を三菱グループ3社と合意したと発表した。今期末の復配へと道筋を付けた。会見した益子修社長は「再生企業から普通の企業にパラダイム転換する。新たな成長ステージに進み。株主の皆様にも安定配当で応えたい」と述べた。