NASCARは11月3日、この日テキサス・モーター・スピードウェイで行われたAAAテキサス500のレースで、ジミー・ジョンソンが合計334ラップ中255ラップをリードするという圧倒的な強さを見せ、勝利したことを発表した。スプリントカップのチェイスを2戦残し、ジョンソンは次の日曜日に行われるフェニックスのレースに、今回4位でフィニッシュしたケンゼスから7ポイントのリードを保持して挑むこととなる。「僕達はとてもスムーズな予選とプラクティスのセッションを経て、スピードを重ねていった。そしてそれが今日報われることとなった。マット(ケンゼス)がトップ5にいたので、勝利して幾つかのポイントを稼ぐことが必要だったんだ」とジョンソンは語った。デール・アーンハート・Jrがジョンソンに続く2位となり、ジョエイ・ロガーノが3位に入賞した。「No.48(ジョンソン)は別の階級にいたね…誰も彼に対抗できる術を持っていなかった」とアーンハート・Jrは語り、さらにロガーノも「3位でフィニッシュしたことにがっかりはしていないが、No.48は馬鹿みたいに速かったよ」と付け加えた。一方、このレース前にポイントスタンディングで3位に付けていたジェフ・ゴードンは74ラップ目に車をウォールに衝突させ、車の修理後に185ラップ遅れでレースに戻ったが38位でのフィニッシュとなり、5度目のタイトル獲得への夢は潰えることとなってしまった。AAAテキサス500後のスタンディング1. ジミー・ジョンソン(2342)2. マット・ケンゼス(2335)3. ケビン・ハーヴィック(2302)4. カイル・ブッシュ(2290)5. デール・アーンハート・Jr(2280)6. クリント・ボウヤー(2273)7. ジェフ・ゴードン(2273)8. グレッグ・ビッフル(2269)9. ジョエイ・ロガーノ(2251)10. カート・ブッシュ(2246)11. カール・エドワーズ(2226)12. ライアン・ニューマン(2224)13. ケーシー・ケーン(2209)