国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)はサラワク州沖とインドネシアのスマトラ、豪州ティモール海において3カ所のガス田を発見したと発表した。
サラワク州沖の「ペガガ1」(SK320鉱区)はムバダラ・ペトロリアムが開発を手がけており、ペトロナス系のペトロナス・チャリガリが25%の権益を保有している。ビントゥルの北西250キロメートルの位置にある。2,029メートルまで掘削が進められており、247メートルのガスカラムが発見された。今後もガス井が発見される可能性から掘削が続けられる予定で、埋蔵されている天然ガスの質や量などについて調査が行われる。同鉱区では2012年にガス井「M5-2」が発見されている。
スマトラのジャブン鉱区では、ペトロナスが権益の42.85%を保有し、ペトロチャイナとともに開発を行っている。「NEBベース1」では2,521メートルの深さまで掘削が行われており、976メートル以上の花崗岩層のガス層が発見された。ペトロナスによると、今後詳細に関する調査が行われる予定だ。
豪州ティモール海ではエヴァンス・ショール・ノース1ガス田で、3,955メートルまで掘削が進み、ガス田が発見された。シェルが32.5%、Eniが32.5%、ペトロナスが25%、大阪ガスが10%の権益を保有している。