全日本トライアル選手権の最終戦が10月27日、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催され、小川友幸(ホンダ)が勝利し、逆転で2013年シリーズチャンピオンに輝いた。
シリーズチャンピオンは獲得ポイントで決定するが、ここまでのポイントは小川91点に対し、黒山健一(ヤマハ)が94点と3点リード。小川が勝って黒山が2位なら、両者のポイントは全く同じ111点となるが、規則によりシリーズの直近の大会で高得点をあげた者が上位となるため、最終戦で勝った方がチャンピオンに決まる。
12セクション2ラップでの勝負は、小川が2点差を守りトップ。このあとのスーパーセクション(SS)の2セクションで勝負が決まる。SSの1つ目、土の斜面を上って、短い助走から岩肌を登るポイント。小川は丁寧に慎重に攻め、難セクションをクリーンとした。一方、黒山はここで1点をつき、その点差を3点とした。
SSの2つ目は、コンクリートブロックなどをポンポンと飛び越えるセクション。小川は、丁寧に走り込んでいきクリーン。この瞬間、今シーズン3度目の小川の勝利と、自身3度目となる全日本チャンピオンが決定した。
■全日本トライアル 最終戦
1位:小川友幸(ホンダ)
2位:黒山健一(ヤマハ)
3位:野崎史高(ヤマハ)
4位:田中善弘(ベータ)
5位:小川毅士(ベータ)
6位:柴田暁(ホンダ)
■ランキング
1位:小川友幸(ホンダ)111P
2位:黒山健一(ヤマハ)111P
3位:野崎史高(ヤマハ)90P
4位:小川毅士(ベータ)67P
5位:田中善弘(ベータ)66P
6位:柴田暁(ホンダ)63P