JALでは、同社が推進している、JALニュースカイプロジェクト(JALNEWSKYPROJECT)の一環として、「上質な移動空間」をテーマに、国内線全クラスに本革仕様のシートを装備、「空気のような照明」をコンセプトにLED照明を採用するなど、国内線の機内インテリアを刷新する。
この対象となる機体は、国内線ボーイング777-200/300型機、ボーイング767-300/300ER型機、ボーイング737-800型機の合計77機(予定)。就航時期は、2014年5月~(予定)。
全座席には、高級車などのシートに採用されている本革を、クラスJおよび普通席のシートカバーに採用、国内線機材すべての座席を、本革仕様の上質感のあるシートに刷新、さらにカーペットもリニューアルして機内インテリア全体をカラーコーディネートしている。
普通席は、居住性と快適性の向上をコンセプトに、シートのスリム化を実現し、足元スペース(ひざ回り)を現行座席から最大5センチ拡大。さらに、クッション形状に工夫が施され、座上時の安定感が向上している。また、座席重量を軽量化することで、消費燃料の削減も実現している。
クラスJ座席には、「ちょっとゆったりとしたくつろぎの空間を、手軽に気軽に味わえる」をコンセプトに、本革仕様のシートに変更し、上質な空間としてリニューアルしている。
機内照明には、「空気のような照明」をコンセプトにLED照明を採用し、フライト中の時間や季節に応じた機内照明環境を演出し、時間とともに移ろう自然のリズムを通じて、くつろぎと日本らしさを感じることができる。
また、一部のボーイング767-300ER型機にもファーストクラスを導入、サービス対象便の拡充を図っている。
国内線機内インターネットのサービス導入については、無線LAN対応端末および接続施設の増加を背景に、機内においてもより快適な通信環境を整備し、2014年夏よりgogo社の衛星接続サービスを利用した、日本の国内線初となる機内インターネットサービス(有料)を開始する。
JAL国内線の機内において、各種端末(Wi-Fi機能装備)からメールの利用やインターネット閲覧などができるようになる。